Let the Stress Out

Marsyas2004-03-31

MBAは過酷といわれる。宿題の多さは、日本の大学とは比べものにならないし、グループディスカッション、プレゼンテーション、試験準備等々、自分の能力をストレッチする場が延々と続く。あまりのキツさに耐え切れず、ドロップアウトしてしまう学生もいる。ある友人は軽いうつ病にかかり、本国に帰ってしまった。

しかし慣れてくると、どこに力を入れるか、手を抜くかが段々と見えてくる。あとは空いた時間を、興味ある分野の勉強をするもよし、就職活動をするもよし、遊ぶもよし、である。こうしたギアの入れ加減は、ビジネスパーソンにとって重要である。真面目な学生というのは、常に全力投球で全てを勉強に費やしてしまう。これで思うような結果が得られないと、真面目なだけに精神的なショックを受けてしまうようである。

そのへん、自分はいい意味でいい加減であり、授業をサボったこともあるし、試験前に飲みに出掛けたこともあった。適当な息抜きをしつつ、要所では集中力を発揮すればよいと割り切っていた。ただ私の通う学校では、卒業のための成績要件があり、これが結構プレッシャーになっている。また勉強熱心な女性が多く、Non-Native Speakersが平均以上の成績を取るのはなかなか難しい。

それでも一科目くらいは最高の成績を取って、卒業したいものだと思うが、最近分かってきたが、かなり一生懸命やっても、あまり勉強しなくても、自分にとっては成績があまり変わらないのである。努力の限界的効用が小さいと、あまりインセンティブは湧かないものである。それとも一生懸命の度合いが小さいのかどうかはまだ分からない。